2024年 2月 委員長あいさつ


2024労使交渉 ~労働組合と団体交渉~


毎日のお仕事大変お疲れ様です。
アークランズ労働組合 中央執行委員長 安達です。

この度の能登半島地震で被災された皆様およびご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興と日常が戻ることを願っております。

団体交渉は労働組合法に基づく労働組合の権利であり、使用者は正当な理由なく拒否することはできません。 (労働組合法第7条)団体交渉では、賃金など労働条件の改善に関するものが扱われ、労使で問題点や課題に向き合うことが大切です。 交渉の結果合意された事項は労働協約として労使双方に順守する義務が課せられます。(労働組合法第16条)

2024春闘が本格化する中、先日連合と経団連のトップが会談し、その中で賃金と物価がそろって上昇する好循環を実現し、持続的な賃上げにつなげる方向で一致したとの報道がありました。 長いデフレからの脱却を確かなものにするため、労使の足並みがそろうかどうか、それは産業を越えて大企業だけでなく、中小企業にも伝わるかどうかが問われています。
労使トップ会談のポイントとして経団連の十倉会長は「人への投資と働き方改革をすすめることが重要だ」と述べ、連合の芳野会長は「非正規雇用の人たちの賃上げがどのくらいできるかが非常に重要だ」と述べています。

労働組合はもちろん、企業側も世の中の大きな動きとしてとらえ、人材確保の観点からも決して一部の大手企業だけの問題ではないことを強く認識し、取り組む必要があります。